元伊勢 籠神社〜真名井神社をお参りしてきた

パワースポット探訪

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天橋立を歩いて渡ってきた

こんにちは、takumiです。

先日(5月21日(土))、鞍馬寺のウエサク祭に参加してきたことはこちらの過去記事『鞍馬寺の五月満月祭(ウエサク祭)に行ってきた』に書いたとおりですが、終わったのが21時過ぎで、すぐさま山を降り、京都・三条に向かい取ってあったホテルにチェックインしました。

翌朝僕は、京都駅を経由してJRの城崎温泉行きの特急「きのさき号」に乗って、福知山駅で京都丹後鉄道のたんごリレー号に乗り換え、天橋立に向かいました。京都府宮津市という日本海に面した場所にあり、約2時間の旅です。

天橋立観光ガイド ホームページ

ただ、最初から天橋立に行くつもりではなかったのです。神戸・六甲山にある、瀬織津姫を祀る六甲比命神社と磐座にお参りに行こうと考えていたのですが、なぜか突然のヒラメキで、籠神社真名井神社にお参りすることに。

籠神社は元伊勢ということで、4日後に始まる伊勢志摩サミットのタイミングではないかと。

とにかく、かごめ唄と何らかの関わりがあるとされる籠神社(このじんじゃ)に向かおうということですが、行き方はバスに乗って迂回して行く方法、レンタサイクルで行く方法、観光船で行く方法などがありますが、徒歩で渡ることにしました。3.2Km、約50分の道のりです。

天橋立駅を右に出てちょっと行ったところを左に折れておみやげ屋さんの並ぶ通りを進むと5分ほどで入り口の橋に出ます。

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短い橋を渡ると、

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一面に松林が広がり、真ん中に道が通っています。通学路でもあるそうです。

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自転車や原チャリも走っており、5月の晴れた日曜日ということで、カップルや夫婦、ファミリーがたくさん訪れていました。

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3分の1ほど歩いたところに標識が。籠神社まで2.5kmとあります。

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日本三景のひとつ、天橋立ですが、松枯れが問題になっているそうで、古い大きな松から植えたばかりの細くて若い松にいたるまで、ところどころで枯れた枝々が目につきます。かつてより塩害や風雪害も問題にされておりましたが、この松枯れ問題の主な原因は、いわゆる松くい虫と言われています。

松くい虫と一言で言っても、実はいろいろあるようで、なかでも最も問題とされているのは、マツノザイセンチュウという長さ約1mmの北アメリカ原産の線虫。回虫やサナダムシなどの寄生虫の仲間で、明治以降にアメリカから日本に入り込んだとされます、一応。

マツノザイセンチュウは、マツノマダラカミキリに寄生しており、このカミキリムシは枯れた松の木を見つけては松の幹に産卵します。孵化したマツノマダラカミキリは元気な松に飛び移り、若枝の樹皮を食べます。その際に噛み傷よりセンチュウが侵入すると見られています。松の体内にマツノザイセンチュウが侵入すると、松の樹液の細胞が破壊され松ヤニとなって粘度が増すために、土中から水分を吸い上げる力を失うために古い松だろうが若い松だろうが、元気な松が急激に枯れてしまうというわけです。

京都府では、天橋立の松枯れ対策として地上からやラジコンヘリコプターによって薬剤の散布を行っているそうで、松にホースがてっぺんまで巻き付いているところも実際にあった。美観を損ねるとして不評だそう。

それにしても、この薬剤、マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウ、どちらを殺すための農薬なのかと思い、後日、担当者に電話で確認すると、マツノマダラカミキリを殺すための殺虫剤を撒いているとのことでした。以前は樹の幹に直接薬剤ボトルを刺して注入するタイプのものを使っていて、それはマツノザイセンチュウを殺虫するものだったらしいのですが、今はそこまでしなくてもカミキリ用の散布式の殺虫剤で十分効果があるのだという。

天橋立の松枯れ対策(京都府 丹後広域振興局)

いやいや、このような観光地で農薬散布はいかんでしょ。溜まった農薬が舞い上がり、口や皮膚から人体に入っちゃうでしょうが。

それに、松枯れ=マツ材線虫病(マツノマダラカミキリーマツノザイセンチュウ)と決めつけるのは間違っていると思います。他にも「葉ふるい病」や「すす葉枯病」という病気もありますし、PM2.5や排気ガス、工場からの排煙などの大気汚染を伴う酸性雨によって土壌が強酸性になることによるものだと指摘する専門家もいますからね。

まあ、『松枯れ対策問題』に関しては別の記事で書きたいと思います。

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「土壌改良試験中 立入禁止」の区域がありました。

この件に関しても、担当者に電話で聞いてみると、pH(ペーハー)などの改良ではなく、雑草があると松の木に養分が行き渡らないかとかの試験とかなんとか、どうにも的はずれな回答でした。

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右手には宮津湾が、

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左手には阿蘇海が。

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元伊勢・籠神社(このじんじゃ)にお参りする

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天橋立を渡りきって少し進むと、見えてきました、籠神社の鳥居です。

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かつては、吉佐宮(よさのみや)と呼ばれていました。

ご祭神は彦火明命(ヒコホアカリノミコト)です。別名は天火明命(アメノホアカリノミコト)とも彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと=山幸彦)とも、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)ともされる。

籠神社は海部(あまべ)氏が代々宮司を務めてらっしゃいますが、海部氏は文字通り「海人族」です。対馬には海神神社という、これまた海人族のお宮さんがありますが、籠神社とこの海神神社と、さらに諏訪大社・守屋山が見事なレイラインで結ばれています。

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【参考】神宝の鍵を握る籠神社のレイライン

 このことは、たくさんの情報が詰まっています。いろいろなサインがあり、点と点を結ぶと何らかの史実が見えてきます。

【海神神社・和多都美神社】
  • 海神=わだつみ=海人族=海を渡ってきた一族=古代ユダヤ人
  • 和多都美神社=わたつみ=渡海=海を渡ってきた一族=古代ユダヤ人
【籠神社・真名井神社】
  • 籠神社=籠目紋=ダビデ紋=古代ユダヤ
  • 籠神社ご祭神=彦火明命=ニギハヤヒ=物部氏祖神
  • 宮司家・海部氏=海人族=海を渡ってきた一族=古代ユダヤ人
  • 真名井神社=豊受大御神=食べものの神様=マナ(=真名井?)の壺
【諏訪大社・守屋山】
  • 守屋山=物部守屋=物部氏=ニギハヤヒ子孫
  • 守矢氏(諏訪大社の神長官)=物部守屋の末裔
  • 洩矢神(もりやしん=諏訪土着の神)=ミシャグジ神=ヘブライ語で「イサクの犠牲」
  • 守屋山=モリヤ山(旧約聖書「創世記」にて、アブラハムが息子イサクを主に生け贄として捧げようとした場所がモリヤの山)=古代ユダヤ

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凛と立っている鳥居と綺麗に整備された本殿です。

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社殿は伊勢神宮などと同じ神明造(しんめいづくり)です。

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撮影できるギリギリの場所からパシャリ。とっても静かで落ち着いた空間です。

こちらにお参りした後、左に進むと、天橋立を反対側から一望できる傘松公園、そして奥宮・真名井神社に繋がる道がある。

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はっさくだろうか?みかんの木の芳しく爽やかな花の香りを嗅ぎつつ、細い道を歩く。

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籠神社 奥宮・真名井神社にお参りする

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籠神社奥宮・真名井神社の鳥居が突然出てきた。ここをくぐり、さらにアスファルトの道路を200mほど登っていく。

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左手には竹林があり、竹がすくすくと伸びている。それにしても5月の空気は最高に気持ちいい。

そして、入り口にやってきた。注連縄が張られているが「縄鳥居」というらしい。

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入り口左にこのような御影石で出来た石碑がある。「豊受大神 元津宮ナリ」との文字が。伊勢 外宮の元宮。

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ちなみに、籠目紋(ダビデの星・六芒星)が彫られていたかつての石碑がこちら。古代ユダヤを想起させるため?三つ巴に変えられているのがわかる。ちなみに、籠目紋は籠神社宮司家・海部氏の裏家紋とも言われる。

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天(アメ)の真名井の水」御霊水ということで有名な水が湧き出ている。こちらは手水となっていて、近くに「真名井水神社」という祠が新設されていて、そちらで天の真名井の水を汲むことが出来る。

何人もの人がペットボトルや水タンクを持参で水を汲みに来ていました。

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二の鳥居前、両脇には狛犬ならぬ金と銀の珠を持った狛龍(こまりゅう)が鎮座し社を守ってます。籠神社の籠(この)という文字は竹冠に龍と書くので納得。

水の神様が龍神なので、そういう意味もあるのかもしれません。

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真名井原縁起という看板ですが、ところどころ文字の塗装が剥げてて見えづらいのですが、下記リンクにクッキリ書かれた写真が見れますのでどうぞ。

真名井神社 真名井原縁起(フォト蔵)

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こちらが真名井神社の社殿。下の写真と比べてほしい。かつては磐座まで近づけたが、今は立派すぎる柵が張られていて、中には入れない。

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(画像:彦左の正眼!

かつての真名井神社のほうが素朴でよかったし、磐座のそばにいって縄文の息吹きを感じることが出来たのだろう。

磐座によじ登る不届き者が続出したので柵を設けたとの記事が読売新聞に載った。

神域荒らす不届き者続出、柵設置した京都の神社(読売新聞)

神社側としても苦渋の決断だといっていて、確かにやむを得ない措置だが、本当に残念だ。パワースポットブームだかなんだか知らないが、神域を荒らしたり大声で騒ぐマナー知らずの「我良し」バチあたり人間が目立ってきている。自分も含め気をつけたいと思う。

本殿の裏手に2500年前からあるという「古代祭祀場」がある。二本鳥居の奥にそれぞれ2つの磐座が鎮座していて、左が天照大神(アマテラスオオミカミ)、右が天御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)をお祀りしている。奥には鬱蒼と茂る原始林が広がっている。ただし、ここは以前は可能だったが今は撮影禁止のため、磐座は写すことが出来なかった。お見せできないのが残念である。

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真名井神社ー伊勢神宮・外宮ー伊雑宮のライン。

【真名井神社】
ご祭神:豊受大神 真名井のマナ=マナの壺のマナか。モーセが民衆を率いて出エジプトの放浪の際、全員が飢え死にしそうになった時、神の計らいで奇跡的に天から降ってきたという聖なる食べものです。豊受大神が食べものの神様ということにも繋がります。
【伊勢神社 外宮(げくう)】
ご祭神:豊受大神 ホツマツタヱによると、トヨケカミ(豊受大神)はアマテル(天照大神)の母君であるイサナミ(伊弉冉命)の父である。京都・真名井の山で崩御したとある。
【伊雑宮(いざわのみや)】

 ご祭神:天照大神御魂 ホツマツタヱによると、富士山生まれのアマテル(天照大神)がハラミ山(富士山)下のヤスクニ宮(富士山本宮浅間神社)よりイサワ宮(伊雑宮)に都を移したとある由緒あるお宮さんです。(ただし、地理的理由から伊勢市磯町の磯神社がイサワ宮とする説もある。)また、イザヤの宮か。

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真名井川という小川が阿蘇海へと流れています。

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眞名井神社を後にした僕は、傘松公園に行くべくリフトに乗る。

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登りきって、上から撮った天橋立。

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京都に戻って、新幹線で東京に帰ってきました。

元伊勢・籠神社と奥の宮・真名井神社ですが、かごめ唄、古代ユダヤ、海人族、 といろいろなことが頭に浮かんできたのですが、真名井神社の磐座がとってもいい空気の中に佇んでいたのが印象的でした。

天橋立に行く機会があったら、是非神社にも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

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