“天上に咲く花”巾着田の曼珠沙華を見てきた。

パワースポット探訪

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はじめに

こんにちは、takumiです。いつもご覧いただき、ありがとうございます。ご縁に感謝です。

先日の日曜日、埼玉県日高市、巾着田(きんちゃくだ)の、曼珠沙華(まんじゅしゃげ=彼岸花)を見に行ってきました。

サンスクリットで、manjusaka天上の花(Heavenly Flower)を意味する曼珠沙華ですが、日高市巾着田には、500万本の曼珠沙華が群生しており、その波動たるやすばらしいものがありました。

埼玉県日高市巾着田曼珠沙華公園のご案内

入り口の受付で貰った『巾着田ガイドマップ』をご覧ください。

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上空から見ると、蛇行した川が見事に巾着袋のカタチをしていますね。水色で描かれているのが高麗川(こまがわ)で、MAP左上が上流、右上が下流になります。

赤色に黄色の文字で「上流エリア」「下流エリア」と書かれているところが一面曼珠沙華群生地です。他にも季節によって菜の花や桜、紫陽花、コスモスなども見ることができるそうです。

※交通アクセスや見頃などの情報は、下記バナー「日高市巾着田オフィシャルサイト」をご覧ください。

日高市巾着田オフィシャルサイト

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巾着田に咲き誇る500万本の曼珠沙華

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300円の入場料を払って、いよいよ公園内に。

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そこはもう、別世界でした。まさに天国!

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見渡す限りの曼珠沙華、彼岸花!Red Spider Lily!

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まさに圧巻!

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右手に流れる高麗川の清流で癒される人の多いこと。

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ちょうどお昼の1時すぎなので、太陽が明るく照らします。

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ただ、昨日まで雨の日が多かったので道はこのとおり。是非スニーカーなどで行かれて下さい。

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写真ではわかりませんが、咲き終わって枯れてしまっている花もところどころに目に付きました。特にここ上流地域では。

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奥にも人の行列がズラ~っと並んでいます。

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祭り会場の広場に出ました。焼きそば、ラーメン、うどん、ソーセージ、ソフトクリームなどなど、いろ〜んな屋台のテントが軒を並べています。

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お昼すぎとあってかなりの行列!

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それにしても清流から漂ってくるマイナスイオンが気持ち良すぎです♪ 奥に見える橋は「ドレミファ橋」。

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ドレミファ橋をみんな興味津々で渡っています。そして渡ったところの広場でお弁当を広げたりして。

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日高市観光協会による、巾着田の説明書きがありました。

ヒガンバナ(曼珠沙華)群生地

 巾着田周辺の高麗川の岸辺は、ヒガンバナの群生地であり、その規模は長さ約600m、幅約50mにもわたり、全国的にも最大級のものといわれています。
 群生した成因の定説はありませんが、種を付けず球根で増える性質のものであるため、一般的に河原にあるヒガンバナは、上流部から流されてきた球根が自生して群落をなすといわれています。また畦道に植えられたものが洪水のたびに流出して現在の群生地をなしたものとも考えられます。
 この周辺は秋の彼岸のころになると周囲一面が真紅色で染められ、ニセアカシアの林の緑と高麗川の清流とが相まって、美しさをいっそう引き立ててくれます。そして、冬になると葉が出て光合成がおこなわれ養分を蓄積し、次の年の開花に備えます。
 地方の俗名が多く、50余りの方言がありますが、「ヒガンバナ」の語源は秋の彼岸の頃に咲くことにより、また「曼珠沙華」は、赤花を表わす梵語によるものです。

日高市・日高市観光協会

ふむふむ。自然に出来たものなんだ、スゴいね。

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川で褌一丁で投網をしている男性がいましたよ。なんともノスタルジックなスタイル。

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そして、また祭り会場の広場に戻り、、、
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久しぶりに見た、アドバルーン。

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「10月1日から曼珠沙華が日高市の花になります」とっくになってたのかと(笑)。

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「曼珠沙華まつり本部」この手作り感満載な感じが味があって、心がこもっている感じがしていいね。

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そして会場の先に進むと、まだまだ群生地が広がっていました。ここが下流エリアの群生地です。

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こちらの花は、上流エリアより、比較的まだツボミのままのも多かったです。

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曼珠沙華公園をいったん出てみました。また入るときは、入り口でチケットを見せれば入れてくれます。

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なんとも牧歌的な風景・・・やすらぎます。用水路だろうか、小川には小魚が泳ぎ、トンボが飛んでいましたよ。
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緑の藻がなんとも涼しげ!それにしても水が綺麗!浸かりたいです。

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巾着田

所在地 日高市大字高麗本郷

 刈場坂峠付近に源を発する高麗川の流れは、複雑な起伏の山峡を東流し、関東平野に出たところで、南東から北東にその流れの方向を変えます。
 この大きく蛇行した姿は、あたかも円を描いたような流れとなって、他では見ることができない珍しい地形を形成しました。
 水の流れは、永い歳月をかけ外縁の土地を侵食して急崖をつくり、内側には川原が形成され、その内側は自然堤防となり、自然体の木立が生育しています。
 更にこの内側には上流部から運ばれてきた土砂が堆積し、この土地を利用して古くから水田耕作が営まれてきました。
 (省略)
 また、慶長2年(1597年)高麗本郷全域にわたり、検地がおこなわれたことが検地帳に記されており、中世末期には巾着田が耕地化されていたものと推定されます。
 上空から見ると、この姿が巾着袋のように見えるので、俗称として「巾着田」と呼ばれるようになりました。日和田山から眺めると、その姿を確認することができます。

日高市・日高市観光協会

ふむふむ。一度、日和田山(ひわださん)にも登ってみたいな。

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そして、また入場してしまう、、、これって、曼珠沙華が呼んでいたのかもしれません。それにしても緑と赤のコントラストって、合うよね〜。

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これ、思うに、朝もやの中で見るとすごい幻想的なんだろうな〜。昔、テレビの夜のニュース番組で、夜ライトアップしてるのを中継で映しているのを見たけど、それも幻想的だったのを思い出します。

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なんかオシャレな橋が出現。「あいあい橋」という名前の橋です。曼珠沙華公園の端っこにあり、見終わった人たちが渡っていきます。

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やっぱ、日本には木造が似合うよね〜。

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橋の下は高麗川の透きとおっていて豊かな水の流れが心を癒やしてくれます。子供が潜ってタモ網で魚を獲っていました。
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ラストはあいあい橋の上からパシャリ。

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曼珠沙華の別名と花言葉

と、ここで、曼珠沙華って全国でどんな呼び方があるんだろうと思い、調べてみました。

 ヒガンバナ(彼岸花、学名:Lycoris radiata)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。クロンキスト体系ではユリ科。リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ サンスクリット語 manjusaka の音写)とも呼ばれる。学名の種小名 radiata は「放射状」の意味。

 特徴:全草有毒な多年生の球根性植物。散形花序で6枚の花弁が放射状につく。道端などに群生し、9月中旬に赤い花をつけるが、稀に白いものもある。その姿は独特で、夏の終わりから秋の初めにかけて、高さ30 – 50cmの枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、その先端に苞に包まれた花序が一つだけ付く。苞が破れると5 – 7個前後の花が顔を出す。花は短い柄があって横を向いて開き、全体としてはすべての花が輪生状に外向きに並ぶ。花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返る。開花終了の後、晩秋に長さ30 – 50cmの線形の細い葉をロゼット状に出す。葉は深緑でつやがある。葉は冬中は姿が見られるが、翌春になると枯れてしまい、秋が近づくまで地表には何も生えてこない。欧米では園芸品種が多く開発されている。園芸品種には赤のほか白、黄色の花弁をもつものがある。

 有毒性:全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリン等)を多く含む有毒植物。経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもある。日本では水田の畦や墓地に多く見られるが、人為的に植えられたものと考えられている。その目的は、畦の場合はネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避ける(忌避)ように、墓地の場合は虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐためとされる。モグラは肉食のためヒガンバナに無縁という見解もあるが、エサのミミズがヒガンバナを嫌って土中に住まないためにこの草の近くにはモグラが来ないともいう。
 有毒なので農産物ではなく年貢の対象外とされたため、救荒作物として田畑や墓の草取りのついでに栽培された。鱗茎はデンプンに富む。有毒成分であるリコリンは水溶性で、長時間水に曝せば無害化が可能であるため、救飢植物として第二次世界大戦中などの戦時や非常時において食用とされたこともある。
 また、花が終わった秋から春先にかけては葉だけになり、その姿が食用のノビルやアサツキに似ているため、誤食してしまうケースもある。鱗茎は石蒜(せきさん)という名の生薬であり、利尿や去痰作用があるが、有毒であるため素人が民間療法として利用するのは危険である。毒成分の一つであるガランタミンはアルツハイマー病の治療薬として利用されている。

名前:彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。別名の曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来する。また、「天上の花」という意味も持っており、相反するものがある(仏教の経典より)。
 異名が多く、死人花(しびとばな)地獄花(じごくばな)幽霊花(ゆうれいばな)剃刀花(かみそりばな)狐花(きつねばな)捨子花(すてごばな)はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもあるが、反対に「赤い花・天上の花」の意味で、めでたい兆しとされることもある。日本での別名・方言は千以上が知られている。
 学名のLycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の女神・海の精であるネレイドの一人 Lycorias からとられた。

季語・花言葉: 秋の季語。花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「転生」「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。
Wikipediaより)

なるほど、ロクな異名がないんですね。それなのに、花言葉は、情熱や再会など、すばらしい。。。このギャップがこの花の複雑な扱われ様を物語っているように感じます。

まとめ – – – 幻想的ですらある曼珠沙華の群生

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一度、見てみたいと思っていた巾着田の曼珠沙華を今回はじめて見ることができました。500万本の花々は圧巻、絶景で、幻想的でもありました。そしてそこはとっても気持ちのいい場所でした。

それにしても、ヒガンバナって不吉だとか毒があるとかネガティブな印象を持っている人が多いみたいだけど、こんな珍しい花もないよね。何しろ彼岸の頃にあっという間に咲いてあっという間に散ってしまう。そういう意味では春のサクラと似ているのかも。墓地でよく植えられている点も似てるしね。そんな儚さ、刹那的なことが魅惑の花という印象を与えているのは確かだと思う。それも、彼岸という時期にタイミングを合わせて。

でも、彼岸という仏教的解釈もいいかもしれないけど、僕は、秋分という宇宙的、星座的な解釈をすれば、このタイミングで咲くことの意味が他にあるような気がして仕方がないのです。

古代人にとって、春分、夏至、秋分、冬至というのは非常に大きなイベントでした。世界的に見てそれは紛れもない事実でしょう。ならば、この秋分に咲くという意味はいったい何なのか、非常に興味が湧くところです。

この宇宙に偶然などというものはなく、すべてが必然なのだとすれば、なんか意味があるような気がするんですよね〜。

ま、それは置いといて、この巾着田という場所は、ホントに気持ちのいい場所で、それは家族や友達、カップル、ご夫婦などの楽しみ様を見ても明らかで、ただそこに川があって、花が咲いているだけの場所で、とっても笑顔が溢れてる。

この気持ちよさ、清々しさ、爽やかさ、曼珠沙華という花の波動が高いのを感じざるを得ません。清流からの川の匂いやマイナスイオンとともに鼻で大きく吸って深呼吸すると、生き返る気持ちになります。パワースポット認定です。自然って、ホントにいいですよね(^∇^)

毎年、多くの人が訪れるのがわかります。僕もこれからは毎年行きたいと思っています。皆様も是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。車で行くなら、近くに高麗神社や金刀比羅神社があって、そちらにお参りするのもいいですね。

※交通アクセスや見頃などの情報は下記サイト等を参考にして下さい。
日高市巾着田オフィシャルサイト
巾着田曼珠沙華まつり特設ページ
日高市観光協会Facebook
・巾着田管理事務所 TEL 042-982-0268(9月1日〜曼珠沙華花期終了までの期間は自動音声案内)
・巾着田曼珠沙華テレホンサービス TEL 0180-994-574(9月1日〜9月30日)

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